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高齢者におすすめの脳トレの種類と選び方
【認知症の予防効果も紹介】

楽しみながら頭を使う脳トレ(脳のトレーニング)。老人ホームや介護施設でも定番のレクリエーションですよね。脳トレは認知症予防への効果が期待されていることもあり、気になっている方もいるのではないでしょうか?

しかし、ひと口に脳トレといっても、さまざまな種類があり、実際に何を選べばいいのか迷ってしまう人も多いようです。そこでこの記事では、以下について解説します。

この記事で分かること
  • 脳トレが認知症予防に効果があるか
  • 高齢者におすすめの脳トレの種類
  • 自分に合った脳トレの選び方

高齢者が1人で簡単にできる脳トレの種類を厳選してご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。

脳トレは認知症の予防に効果がある?

まずは脳トレと認知症予防の効果について、理解を深めましょう。
ここではデータを用いながら解説します。

そもそも認知症って?

認知症とは、脳の神経機能が衰えて正常な働きができなくなることです。高齢者の4人に1人が認知症とその予備軍になると予測されています。
現在の医学では、認知症の予防薬や根本的な治療薬はまだありません。しかし予防や進行を遅らせるのに効果があるとされている方法はいくつかあります。そのうちの1つが脳トレです。

認知症の予防については、以下の記事で詳しく解説しているので併せてお読みください。

脳トレが認知症の予防につながる理由

脳は年齢と共に機能が低下するものです。
毎日同じことを繰り返したり、頭をあまり使わなかったりすると、どんどん衰えていくとされています。脳の機能低下を防ぐには、脳を活性化することが大切です。

脳を活性化するには、脳を刺激し、脳内の血流を促進する必要があります。
具体的な方法をまとめると以下のとおりです。

脳を活性化する方法
  • 新しいことを行う
  • 楽しいことをする
  • 考える
  • 有酸素運動をする

脳トレが脳の活性化に最適とされる理由が、まさにこれです。
自分の頭で考える、楽しい、新しい発見がある、など脳トレには脳の活性化につながる要素がいくつもあります。
イギリスのエクセター大学の研究では、「脳トレを定期的に行っているほど、脳機能が向上する」というデータもあり、効果が期待されています。

高齢者におすすめの脳トレの種類

脳トレの種類はたくさんありますが、具体的に何を行えばいいのか迷ってしまいますよね。
ここでは、高齢者におすすめの脳トレの種類についてご紹介します。

なぞなぞ・クイズ

なぞなぞやクイズは、普段と違う脳の使い方をするため、脳を活性化します。
問題に対して、これまでの記憶や経験、知識を振り返ったり、想像したりしながら解答するので頭のトレーニングになります。

家族や友人と一緒にやるのもおすすめです。問題を出したり、解答したりする中で、コミュニケーションが取れるため、さらに認知症予防効果は高くなります。

パズル(ジグソーパズル・立体パズル)

小さいピースを指でつまみ、「ここかな?」「どこだろう?」と置き場所を探すパズル。
試行錯誤を繰り返すことは、脳に適度な刺激を与えます。パズルは、ジグソーパズル・立体パズルがありますが、「難しすぎない・簡単すぎないレベル」のものを選びましょう。

ジグソーパズルは小さなピースだと掴みにくいことがあります。
高齢者の指でつかみやすいのは、少し厚みがある雲形タイプのピースです。雲形タイプのピースは、幼児・子供用のパズルで使用されます。
ただし、子供用のパズルだと「バカにされている」と感じる人もいます。インターネットで「高齢者 パズル」と検索すると、風景や動物、名画などの絵柄が見つかるので、そのようなタイプを選ぶとよいでしょう。

クロスワードパズル

クロスワードパズルは、空白のマスに縦と横のカギ(クイズ)の答えとなる文字を書き入れていくものです。クイズとパズルが一度に楽しめます。
クロスワードパズルは、クイズの答えを導き出すのに頭でよく考えますよね。

また、クロスワードパズルは、ペンとクロスワードパズルさえあれば、いつでも・どこでもできるのが特徴です。自分の好きなタイミングでできるので続けやすいでしょう。

専用の雑誌もありますし、インターネットで検索すると、無料でプリントアウトできるWebサイトもあります。

計算問題

加齢とともに衰えやすい計算力ですが、トレーニングすることで鍛えることができます。
計算問題は足し算・引き算・掛け算などいろいろあるので、難しすぎないものを選びましょう。

簡単すぎたり、似たような問題を繰り返したりすると、計算力はつくものの、脳トレにはなりません。脳トレ目的で計算問題を選ぶ場合は、「スラスラ解けないけど、ちょっと考えれば答えられるレベル」がおすすめです。

ぬりえ

指には脳につながる神経が多く、指先を動かせば脳にたくさんの刺激が伝わるとされています。そのため、ぬりえは脳トレに最適です。

ぬり絵は「どの色をどこに塗る?」「この色を塗ると、どうなる?」とイメージしながら手を動かすので、右脳と左脳をバランスよく使います。

ぬり絵はリラックスして取り組めるので、リフレッシュの効果も期待できます。

点つなぎ

点つなぎは、数字やアルファベットの順番を追って点をつなぎ、絵や図形を完成させるものです。目で数字を追い、手で点と点を線で結びます。
このように、同時に複数のことを行うと、脳の前頭葉という部分が刺激されるので、脳の活性化に有効です。

インターネット上では、無料の点つなぎプリントもあります。プリントとペンさえあればできるので、手軽に始められるのも魅力です。

間違い探し

間違い探しは、2つのものを見比べて、違う部分を探すものです。
1つを記憶したまま違う部分を探すので、記憶力や観察力、集中力が鍛えられます。

間違い探しが苦手な人は、簡単なものから始めて、だんだんと難しいものに挑戦するといいでしょう。ただし、あまり簡単すぎるものだと、脳トレ効果は期待できません。
すぐに間違いが見つけられたり、流れ作業でできたりするものは、簡単すぎます。「違いはどこだろう」と少し考えなければ正解できないレベルのものがいいでしょう。

ラジオ体操

脳トレと運動不足解消を一度に行えるのが、ラジオ体操です。
ラジオ体操は、音楽を聴きながら、記憶通りに体を動かしますよね。一度に「音楽を聴く」「記憶をたどる」「体を動かす」の3つを行うので、頭をとても使います。

また、ラジオ体操は一度に約3分ですから、体に大きな負担をかけません。ラジオ体操をすると、ほどよく体が疲れるので、夜の寝つきもよくなるでしょう。

認知症の予防効果があるとされている運動については、以下の記事で解説しているので参考にしてください。

自分に合った脳トレの選び方

最後に、たくさんある脳トレの中で、自分に合った脳トレの選び方をご紹介します。
選ぶポイントは次の2つです。

  1. レベルがちょうどよいか
  2. 楽しくできるか

順番に説明します。

レベルがちょうどよいか

脳トレは、本人のレベルにちょうど良いものを選びましょう。
難しすぎる問題では、長続きしなかったり挫折したりしてしまいます。苦痛やストレスを感じてしまうと、かえって効果は落ちてしまいます。

反対に簡単すぎる問題でも、脳の刺激にならないので、脳トレ効果は期待できません。
そのため「少し考えればできる」レベルのものを選ぶようにしましょう。やり終えて達成感を感じられる難易度がおすすめです。

楽しくできるか

脳トレは、やりたくないという気持ちでやっても意味がありません。
ネガティブな気持ちで取り組んでも、脳は刺激されないからです。

人間の脳は、「興味がある」「楽しい」「ワクワクする」などの感情の時に活性化されます。脳トレになるからといって、家族が無理やり取り組ませるのは止めましょう。
本人にとって「楽しめるか」「興味が持てるか」という観点で選ぶと、高い効果が期待できます。

日頃から頭を使うことが、いちばんの脳トレになる

この記事では、高齢者におすすめの脳トレの種類をご紹介しました。
しかし、脳を鍛えるには、必ずしも特別なトレーニングが必要なわけではありません。
普段から新しい知識に触れたり、いろいろなものに興味を持ったりして、日頃から頭を使うことが、いちばんの脳トレになります。

いつもとは違う道を散歩して、いつもとは違う景色を見るのも立派な脳トレです。日常生活に脳トレを取り入れて、楽しみながら続けられると素敵ですね。