お客様の声1(グループホームにご入居)
ご入居のきっかけは
自宅にて一緒に生活をしていたが、仕事をしておりなかなか時間が取れずにいて、母とはいつもケンカが絶えず、さらに認知症の診断を受けてからは、お互いにコミュニケーションがうまくできずに、どんどんと笑顔がなくなってしまいました。
担当のケアマネジャーさんより認知症の方のためのグループホームが近くにあると、紹介をされて入居をさせていただくことに決めました。
ご入居後のご様子
ホームへの入居のときは、「これでよかったのか」と悩んだことがありましたが、面会にいくたびに少しずつですが、穏やかな表情になっていき、先日は久しぶりに母の笑顔を見ることができて、「この選択は決して間違いではなかった」と安堵しました。母の誕生日が近いので、その日は孫もつれて感謝の気持ちを伝えたいと思います。
ホームに対してのご要望
毎月、「ひと言通信」というかたちで、ホームから母の様子を伝えるお手紙をいただき、母の笑顔の写真を見るたびに安心しております。ホームに対しての要望は、年齢も年齢なので、これから衰えていき、身体的な面で職員の皆さまにご負担を掛けることが増えていくかもしれませんが、これからもどうか母のことをよろしくお願いいたします。
ホームからのコメント
岸谷様は私がホーム長に着任した時期とほぼ同じタイミングで当ホームにご入居され、今日までずっと一緒です。お互いに慣れない環境でありながらも、優しく接していただき、新人ホーム長の私にとっては岸谷様の笑顔に助けられたことが最大の思い出です。
岸谷様の笑顔がこれからも拝見できるように、職員一同精一杯努力してまいります。
ホーム長
お客様の声2(介護付有料老人ホームにご入居)
ご入居の当初のご様子は?
2014年に入居しましたが、入居当初の母は環境の変化に馴染めずに、介護士さんに対して叩いたり、暴言を吐いたり、ケアを拒否したりと、自宅に居たころには見たことのない母の姿を見ることがありました。これ以上はご迷惑をお掛けできないと思い、すぐに退居をしなくてはと考えましたが、それでも職員の方が笑顔で「あと1ヵ月もすれば、落ち着いて以前のお母様になりますよ」と声を掛けられました。
すると本当に1ヵ月後には以前の母に戻り、笑顔でほかの方と楽しそうにおしゃべりをしたり、職員の方と一緒に散歩に出かけられるまでになり、そのときは思わず涙が出そうになりました。
ご入居中の思い出は?
一日一日を過ごしていく中で、徐々にではありますが、歩ける距離が短くなる・食事を全部食べ切れなくなる・トイレの失敗が増えてくるなど、衰えていく姿を目の当たりにしてつらい思いになることもありました。入居から4年近く経ったころには、ついに自分ではほとんど動くことができず、要介護5の寝たきりの状態になってしまいました。
特養への転居も考えましたが、その時もまた職員の方に「こちらでもお看取りは出来ますので、最期の時を慣れたホームで迎えませんか」と言っていただいた時には「ここでよかった」と改めて実感しました。
寝たきりの母に対して介護士・看護師さんが一つ一つのケアの方法を状態に合わせて工夫してくださり、トイレに連れていっていただく、入浴の後には、全身にクリームをつけて保湿をしてくださるなど、皆さまの姿を見るたびに母を大切にしてくださる姿に頭が下がります。
最期を迎えられて
約5年間お世話になり、皆さまへは感謝の気持ちしかありません。寝たきりになって、負担も大きかったであろうつらい部分をすべて担っていただき、常に「優しい息子」でいられました。自分たちだけでの介護であれば、母の最期を幸せな気持ちで送り出すことができなかったと思えてなりません。
本当にお世話になりました。最期まで付き添っていただき、心から感謝申し上げます。