仲間とともに、介護福祉士の取得に挑戦! ALSOK介護 特定技能外国人フォローアップ研修VOL.1
敬老の日の9月15日、ALSOK介護東京研修所(荒川区)で特定技能外国人フォローアップ研修が行われました。この研修は、特定技能外国人のみなさんが、介護福祉士の資格を取得して長く日本で働くことができることを目標に開催しています。当レポートでは、皆さんの頑張っている様子を伝えていきます。
研修に参加した特定技能外国人は今年の5月、6月、8月に入社した計17人。
全員インドネシアの出身です。皆さんはすでに事業所に配属されて勤務しているので、全員そろって研修を受けるのは今日が初めて。
まず最初に自己紹介から始まりました。日本食ではお寿司が人気!ディズニーランドは全員が行きたいそうです。
研修はALSOK介護の事業理念の講義からスタート。「お客様に寄り添い、自分らしい暮らしをサポート。」の理念を叶えるために、ALSOK介護の心の部分である「ALSOK介護 ケアの基本 自立支援・自己決定・尊厳の保持」を学びました。
研修のはじまりは少し緊張も…。
●自立支援
自立支援とは、介護が必要な方の「できること・やりたいと思うこと」を引き出して、生活の質を高める支援をすることです。小さな成功でも、自分でできたことは大きな喜びであり、ご本人様と一緒に喜び、挑戦を応援する声掛けが大切です。
●自己決定
自己決定とは、誰もが持っている「自分で選ぶ」という力を信じて、丁寧に聴き取るケアのことです。ご本人が考えて答えを出すのを待つ、答えが出ない時は一緒に考えることが大切です。
●尊厳の保持
尊厳とは、その人が「自分らしく」いられること。その人らしい言葉づかい、服の趣味、好みの味、生活のリズム等々、そのすべてが、人生そのものです。そして高齢になってもなお、誰かに頼られたり、見守られたり、助言したり、感謝されたり。「社会の一員としての役割」を持ち続けることこそが、尊厳ある人生の本質です。私たちは、「あなたを尊重しています。」という気持ちを込めて、声掛けをすることを大切にしています。
「ALSOK介護 ケアの基本」を学んだあとは、心を形にする技術として、お客様への接し方、お客様の触れ方、ボディメカニクス、安全な座位・立ち座りの講義を受けました。
すでに事業所でケアを担当しているみなさんなので、基本的なことは習得していますが、それでも新たな気づきがあったようです。
今回の研修では、大切にすべきマインドと現場ですぐに実践できる技術を学びました。研修を通じて、17人全員が真剣なまなざしで講義を聴き、仲間と話し合って意見交換をしている姿が印象的でした。
研修を終えた後、こんな感想が出ていました。
「先生がとても明るくて、楽しく学べる研修でした!ご利用者様への声かけや体の使い方など、実践的な技術をたくさん学べて勉強になりました。明日からは、今回学んだことを活かして、ご利用者様によりよいケアができるよう頑張ります!」
研修は第2回、第3回と続いていきます。仲間と協力しながら、介護福祉士の資格所得を目指して、一緒に学んで行けそうです。