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よくわかる介護の話
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あまり知られていない?
ニーズに応じた介護保険外サービスについて解説します

そもそも介護保険サービスとは?

まずは「介護保険サービス」について解説したいと思います。人は高齢化によって病気や怪我だけでなく、様々な要因(身体的衰え、認知症状など)により、いままでどおりの生活を維持することが、次第に困難になっていきます。

ご家族の支援だけでは限界があり、「自立支援」「重度化防止」を公的なサービスとして支える仕組みが介護保険サービスです。要介護認定による「介護度」によって、受けることができる介護サービスの上限が決まっており、専門知識を持ったケアマネジャーが「ご本人や家族の意向」を汲んだケアプランを策定し、左記に基づいた介護サービスを事業者が提供する仕組みです。※大枠を捉えて頂く主旨によりポイントのみ記載しています。

 ここで中心となるのは「介護保険制度」という公益性(=フォーマル)の考えです。「公助」という観点から、等しくサービスを受けることができることは必要ですが、介護とは「人の人生そのもの」でもあることから、「インフォーマル」な部分にも着目すべきと私は考えます。

「ヘッドスパでリラックスしたい!」「大好きな映画鑑賞をしたい!」「趣味活動に没頭したい!」など、人生そのものには、「私的なもの」も大いにございます。公益性という観点から、どうしても私的な「インフォーマルサービス」が着目されにくいですが、最近は「ご本人の意向」を「公的・私的」の両方をケアプランに盛り込む方向性についての考えが、保険者である地方自治体にも深まりつつあります。

昨今のコロナ禍の影響

今までも介護事業所様の努力によって、地域交流活動やイベント開催を行っておられましたが、コロナにより状況が一変しました。まず、外部との接触が大きく制限されたことから、「ご利用者本人が楽しみにしていること」を行うこと自体が非常に困難になりました。「外出ができない」「面会も大幅に制限」などの状況により、入居されているご利用者様への心的影響も大きいとみています。ご家族様にとっても「施設の中で、本人にとって楽しんでもらえること」を提供してほしいとのニーズも高まっており、今回は介護保険外サービスの中でも私が注目している「シニアセラピー」についてふれたいと思います。

~その優しい指先が心を見守る~ シニアセラピー

「シニアセラピー」とは、ご利用者様が「いきいきと過ごして頂きたい」との思いがつまったALSOK介護様がご提供するオリジナルな癒しサービスです。サービス内容詳細についてはホームページにてご確認頂き、ここでは同サービスがもたらす副次的効能についてお伝えしたいと思います。

 コロナ禍の影響もあり、どうしても施設内においては、「むくみ」や「足の冷え」などに悩まれている利用者様も多いとお聞きしています。専門知識を持ったスタッフが温かいオイルで膝下のリンパに沿ったマッサージを行うことで、筋肉をほぐし、新陳代謝が促進し、むくみ解消につながります。

 私が注目しているのは、マッサージ自体の効果効能はもちろんですが、本サービスで少ない時間ながらも、気心しれた施設職員と「1対1」の会話を楽しむことができる点です。いつもの介護サービス現場では、中々ゆっくりセラピストと会話を楽しむことが時間的に難しく、本サービスを通じて「ご利用者」「施設職員」双方での会話が弾むことが、社会性の刺激にも繋がるとみています。

また「シニアセラピー」は身体的(フィジカル)効能のみならず、メンタル面においては、ご利用者本人はもとより、「ご本人に寄り添った介護サービスを提供したい」との意識が高いセラピストのモチベーションアップにつながります。

 顔面療法では、顔の表情筋に刺激を与えることで美容とリラックス効果があるだけでなく、筋肉がほぐれ血行が良くなることで、嚥下機能の改善も期待できます。また「美容」という観点から、「いつまでも美しくいたい」「自分自身をいたわる」気持ちを増幅していくことにつながるのが一番の効果なのでは?とみています。

※具体的なエピソード等は下記リンク先よりご高覧くださいませ

https://kaigo.alsok.co.jp/service/health_promotion/senior_therapy/

介護保険外サービスの今後の展望

「介護保険外サービス」というと、兎角「別でお金かかるの?」との意見もございます。提供側からは中々発言しにくい点を敢えて私が代弁しますと、「専門的スキルを持った職員が対応」「質の高い提供サービス」の点において有償サービスでありながら、ギリギリまで公益性をも配慮した価格設定とお見受けしています。

同サービスが「有償サービスによる収益増」が目的ではなく、現場職員の個別ケアに対する意識向上が最大の目的であることが、本流である介護サービスへの良好な相乗効果として還流しているといえるのではないでしょうか?

今後とも業界全体として「ご利用者様」「一緒に働いていらっしゃる職員様」双方にとって有益なサービスが拡充していくことを願っています。

執筆者プロフィール

& Consulting Firm 代表 沖本 崇(静岡市)

前職、介護ソフトメーカーにて営業企画及び広報活動を主に従事。
各業界団体依頼のセミナー講師対応、業界紙の連載コラム記事執筆などに携わる。
2022年5月に独立起業し、介護事業所向けの「ICTに特化したコンサル支援」を中心とし、各業界団体依頼のセミナー講師対応のみならず、静岡県の訪問相談事業業務(※)ほか多数の 公益事業に専門家として対応。生産性向上と業務革新が注目される介護業界において、ICTを中心とした具体的な内容で解説できるエバンジェリストとして、業界有識者をはじめ介護業界全体で注目されている。