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よくわかる介護の話

2021年9月30日

老人ホームは夫婦同室で入居できる?
メリット・デメリットと注意点

いつまでも夫婦仲良く、一緒に暮らせたら素敵ですよね。

しかし、高齢になると身体機能や認知機能が衰えてきたりして、「ずっと2人だけで暮らす」のはなかなか難しくなります。

つまり、夫婦のどちらかが病気になったり、介護が必要になったりすると、生活が立ちいかなくなる恐れがあるからです。子どものサポートを得ることができれば、夫婦で暮らすことも可能ですが、中には「子どもに迷惑をかけたくない」「子どもには頼れない」という人もいらっしゃるでしょう。

そこで今回は、老人ホームに夫婦が同室で入居することについて取り上げます。老人ホームに夫婦同室で入居するメリットやデメリット、注意点を詳しく解説しますので、同室入居で二人の時間を大切に過ごしていきたいと考えていらっしゃる方は、ぜひ参考にしてください。

夫婦同室入居が可能な老人ホームとは?

一口に老人ホームといっても、その種類はさまざまです。

ここでは、夫婦同室入居が可能な老人ホームについて詳しく解説していきます。

夫婦で同室入居は<2人部屋>のみ

まず、夫婦で老人ホームの同室に入居するためには、2人部屋を選択する必要があります。1人部屋に、夫婦2人が入居することはできません。

原則として、2人部屋がある施設は夫婦同室入居が可能です。
ただし、すべての施設に2人部屋があるわけではないので、注意しましょう。

  老人ホームの種類 2人部屋の有無 入居条件(要介護度)
公的施設 特別養護老人ホーム × 要介護3以上
介護老人保健施設 × 要介護1以上
介護医療院 × 要介護1以上
ケアハウス(軽費老人ホーム) 自立~軽度の要介護
民間施設 介護付有料老人ホーム 要支援1以上
住宅型有料老人ホーム 自立~軽度の要介護
サービス付き高齢者向け住宅(サ高住) 自立~軽度の要介護
グループホーム 要支援2以上

公的施設は夫婦同室の入居が難しい

夫婦同室の入居が難しいのは、公的施設です。ほとんどの施設で2人部屋の設置がありません。ケアハウス(軽費老人ホーム)には2人部屋はあるものの、小規模施設のため、夫婦入居はかなり難しいでしょう。

特別養護老人ホームに夫婦で入居が難しい理由

特別養護老人ホーム(特養)は、入居費用の負担が少ないため、とても人気の高い施設ですが、2人部屋がないので夫婦同室入居はできません。

中には「同室は無理でも、別室に同時入居したい」と考える人もいるのではないでしょうか。
残念ながら、たとえ別室であっても、特養に夫婦同時で入居することは難しいでしょう。
なぜなら特養は待機者が多い人気の施設なので、入居自体が困難だからです。入居の順番はさまざまな事情を考慮して決められますが、「夫婦であること」は特別な事情として考慮されません。夫婦であっても、入居の順番は別々に検討されます。

特養に夫婦で入居するには、夫婦のいずれかが先に入居し、もう1人が後から入居する方法しかないと考えましょう。

夫婦同室の入居を希望するなら民間施設を検討する

夫婦同室の入居を希望するなら、民間施設の中から選ぶのが一般的です。

グループホームは、認知症であることや要支援2以上であることなど条件の幅が他の施設に比べて狭いです。そのためここでは、夫婦同室入居が可能なグループホーム以外の民間施設の違いについてみていきましょう。

介護付有料老人ホーム

24時間体制で介護サービスが受けられる老人ホームです。入居できるのは、原則として65歳以上で要支援1以上の人となります。

介護度が重くても対応できる施設が多く、終身利用も可能です。介護サービスはホームの職員が行います。

住宅型有料老人ホーム

原則として60歳以上の人が入居できる老人ホームです。
食事や洗濯などの生活支援サービスや、室内のバリアフリー化など、高齢者が安心して暮らせる環境が整っています。

介護が必要な人は、外部の介護サービスを利用します。自分に合った介護サービスを選択・利用できるのが特徴です。近年では、介護サービス事業所が併設されている施設も増えてきています。

サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)

原則として60歳以上の人が入居できる民間の賃貸住宅です。

安否確認と生活相談サービスが義務付けられています。医療や介護が必要な人は、外部のサービスを利用することになるので、夫婦それぞれの必要に応じた介護サービスが受けられます。

夫婦入居できる老人ホームの注意点

夫婦で入居できる老人ホームには注意すべき点が2つあります。
1つずつ順番に確認していきましょう。

老人ホームの2人部屋は数が少なく、埋まりやすい

前述のとおり、すべての老人ホームに2人部屋があるわけではありません。
民間施設を中心に2人部屋は増加傾向とはいえ、全体的にはまだまだ少数。2人部屋は埋まりやすいのが実情です。

中には、夫婦がそれぞれ1人部屋を契約して入居し、2人部屋が空くのを待つケースもあります。

夫婦の介護度の差が大きいと入居ができないことがある

2人部屋が空いていても、夫婦の介護度の差が大きいと入居できないことがあります。
老人ホームの中には、介護の必要性(要支援・要介護度認定)を入居条件にしている施設があるからです。

夫婦で同室入居を希望するなら、夫婦ともに入居条件を満たす必要があります。
夫婦のどちらかが自立認定の場合は、入居施設の候補は「住宅型有料老人ホーム」か「サービス付き高齢者向け住宅」になります。

老人ホームに夫婦が同室入居するメリット

老人ホームに夫婦が同室で入居すると、どのようなメリットがあるのかみていきましょう。

メリット(1)夫婦水入らずの生活ができる

1つ目のメリットは「夫婦水入らずの生活ができる」ことです。
老人ホームの同室に入居するので、周囲の目を気にすることなく、いつでも夫婦が一緒にいることができます。

介護が必要な状態になったら、プロのサービスを受けることができるのも魅力的です。夫婦だけの時間をゆったりと過ごすことができます。

メリット(2)子どもに負担をかけない

2つ目のメリットは「子どもに負担をかけない」ことです。
親が夫婦だけで暮らしていると、子どもは「2人だけで大丈夫だろうか」と不安になりますよね。どちらかに介護が必要になると、子どもが夫婦(親)の生活をサポートせざるを得ません。離れて暮らしている場合、精神的・肉体的負担がかかります。

両親が揃って老人ホームに入居することで、子どもはそのような不安や介護の心配がなくなります。

メリット(3)費用が抑えられる

3つ目のメリットは「費用が抑えられる」ことです。
一般的に同じ施設に夫婦が入居する場合、1人部屋を2室契約するよりも、2人部屋1室を契約する方が割安になります。

ただし、部屋の広さや施設によっては、費用があまり変わらないこともあります。部屋の価格設定は、施設によって細かく異なるため、事前にしっかり確認しておきましょう。

夫婦同室入居のデメリットは2つ

老人ホームに夫婦で同室入居することが、必ずしも良い結果をもたらすわけではありません。夫婦同室入居のデメリットは2つあります。入居後に後悔しないためにも、しっかりチェックしておきましょう。

デメリット(1)夫婦同室がストレスになる可能性

1つ目のデメリットは「夫婦同室がストレスになる可能性」があることです。

2人部屋といっても、少し広めのワンルームマンションのようなものですので、いつもすぐ近くにお互いがいることになります。そのため、生活リズムをある程度同じにする必要があります。 

レクリエーションやホールなどへ出て、うまく息抜きをできればいいのですが、性格的にそれが難しいタイプの人だと、部屋にこもりがちになります。狭い空間にずっと2人でいることで、イライラしやすくなったり、互いの存在自体がストレスになったりすることもあるようです。

デメリット(2)住み替えが必要になるリスク

2つ目のデメリットは「住み替えのリスクがある」ことです。
どちらかが入院したり、亡くなったりした場合、2人部屋に1人で暮らすことになります。
1人部屋に比べると高額な家賃を支払うことになるため、経済的な負担が大きくなりますので住み替えを検討する必要が生じると想定できます。

住み替え先の老人ホームを探すのも大変ですし、慣れた環境からまた新しい環境に移ることに不安を抱く人もいます。

老人ホームに夫婦同室で入居したいなら、早めに検討を!

老人ホームの2人部屋はまだまだ数が少なく、人気があるのですぐに埋まってしまいます。もし、老人ホームに夫婦同室での入居を希望するなら、できるだけ早めに探しましょう。探す年齢の目安は65歳です。元気なうちに探すことで希望のホームが見つかりやすくなります。

ただし、老人ホームに夫婦同室で入居することのデメリットもあります。夫婦でしっかり話し合いをして将来のイメージを共有しておくことが大切です。