はじめてのシニアセラピー
年の瀬の慌ただしさとともに大寒波がやってきましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
訪問で訪れる介護施設の中は外の寒さもなんのその!年末の飾りつけや、お元気なご利用者様の笑い声で温かな時間が流れています。
そんな中、先日はじめてシニアセラピーを受けて頂いたお客様をご紹介させていただきます!
入居後間もないにもかかわらず、新しい環境への不安を微塵も感じさせないとてもお元気なT様。シニアセラピーには顔面療法と足裏療法があることをお伝えすると、「私は顔のマッサージがいいわ!さっきの方、気持ち良さそうだったもの!」と他のお客様の施術をご覧になっていたようです。
はじめは緊張されたご様子のT様。徐々に「気持ちがいい!これは眠くなるね。どうしよう…」とにこやかにお話しされます。そしてお肌もしっとりとツヤツヤに。
最後のお仕上げは「恥ずかしいから、少しだけね!」とのリクエストにお応えして、口紅は薄っすらと!
その時の写真がこちらです!
口紅がとてもお似合いで、表情も一気に華やかになります。
鏡に映る姿を見ながら「恥ずかしいね~。でも、ありがとうね。またお願いしますね」とT様。
言葉にはされないものの、きっと不安や淋しさも少なからずあるのではないでしょうか。それでも、いつも明るく笑顔のT様にシニアセラピーを喜んでいただき、私自身も嬉しい時間となりました。
シニアセラピーの仕事は、私たちセラピストがお客様から励まされ元気をいただける事も多く、「ありがとう」の言葉に何度も救われることがあります。
何も出来ないのでは…と感じることもありますが、これからもシニアセラピーを通して、その方の近くで寄り添い続けさせていただきたいと思っています。