はじめまして。この度シニアセラピーの社員となりました館山です。

シニアセラピーに携わりかれこれ７年が経ちました。８年目を迎えるタイミングで心新たにシニアセラピーの一員として働けることに嬉しく思っています！セラピストの先輩方はじめ、施設の職員の皆様、そして何よりご利用者様の笑顔に支えられ今があります。

自己紹介をかねて、看護師として働いていた私が「シニアセラピー」と出会いセラピストとして働くようになったのか、少しお話していきたいと思います。

看護師として働いていた私は、たくさんの業務に追われ気持ちに余裕のない日々を過ごしていました。患者さん一人一人とゆっくり向き合えていないのでは、と感じる自分自身がいつもいました。そんな中生まれて初めて入院するという経験をします。入院中は苦しさと不安でいっぱいだったのを今でも覚えています。その一方で「ここの病院も看護師さんは忙しそうだな。声を掛けずらいな…。」と感じたりもしました。「患者」という立場になったこの経験で、ほんの少しですが患者さんの気持ちに触れることができた気がしました。同時に、患者さんに少しでも寄り添える看護師になりたいと強く思うようになりました。

そんな時に出会ったのが介護施設で行う「シニアセラピー」です。病院と介護施設という違いはあるものの、患者さんと介護を必要とされている方には重なる部分も多く「この仕事がしたい！」と思った瞬間でした。シニアセラピーをはじめてまず感じた事。それは介護施設の中でお一人の方と30分という時間を一緒に過ごせる事が、とても特別な時間になると感じたのです。慣れ親しんだ家を離れご家族以外の方と生活を共にする事は、緊張や不安、孤独感を感じる事も多いはずです。そんな時、入居者様とゆっくり向き合えるシニアセラピーは大きな役割を持つと思っています。シニアセラピーの優しい手のぬくもりやセラピストとの時間は、自分が大切にされているという安心感につながり、緊張や不安で硬くなりがちのこころも自然と緩んでくるのではないでしょうか。

コロナ禍となり、人とのつながりや触れ合いの形が変化してきています。様々な制限により人との関わりが希薄になりやすい今だからこそ、シニアセラピーのぬくもりや癒しはますます必要となってくると確信しています。より多くの方に、そして必要とされている方にシニアセラピーが届きますよう、頑張っていきたいと思います！