こんにちは。神奈川エリア担当セラピストのNicoです。

　いつもALSOK介護のホームに訪問させていただくと、ご入居者様に温かく迎えていただき、またスタッフの方々には大変お世話になっております。

　私もシニアセラピーの仕事を始めて14年目、お付き合いできる時間が長くなると親しみもますます増してきます。

　シニアセラピーの特権は施術中の時間、ご利用者様と一対一で色々なお話しがじっくりできることだと思います。

　施術中のリラックスした状態は、話も弾みます。なるべく相手の心の声を聴こうと心がけていますが、私も一緒に会話し、楽しく笑わせてもらうことも多いですし、また考えることもあります。

 

　おしゃべりの内容は、ご自分のこと、家族の方のこと、好きなもの、思い出話、身体のことなど様々・・・

　人生経験豊かな先輩方の話は、とても興味深く、こちらも勉強になります。特に戦争中の体験談などは、本や映画よりもリアルに脳裏に浮かんできます。本当に大変な時代をよくご無事でと、長生きしていらっしゃることが素直に素晴らしいと尊敬します。また話が進むうちに、色々と思い出すこともあるのでしょう。私の手を取って、泣かれるか片もいらっしゃいます。

　しかしさすが人生上級者の方々、私の相談にのって下さったりもします。ありがたいのは実は私のほうかもしれません。

 

　もちろんシニアセラピーのリンパの流れを良くする施術は、お身体にともてよいと言われる施術です。暖かくなった季節でも高齢者の方の手や足は冷えていて、お辛いだろうなと思うことが、しばしばあります。なかなかご自身の筋肉を使って老廃物は水分を流しきれないところをシニアセラピーの施術で少しお手伝いします。すると新陳代謝がよくなるので、皮膚の色も明るくなります。そしてまだまだご本人が持っている『快復力』を感じることができます。

 

人は肌を柔らかく包み込むように触られると、穏やかで落ち着いた気持ちになりますが、これは安心と信頼のホルモン『オキシトシン』が分泌されていると言われています。会話が難しい方でも、手のふれあいによるコミュニケーションはとれると信じて施術させていただいています。

これからも施術後に笑顔をみせていただけるよう、がんばっていきます。