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障がい者雇用の可能性を拡大～ＡＬＳＯＫ介護の水耕栽培～

ＡＬＳＯＫ介護では障がい者雇用促進の一環として、自社の施設内で水耕栽培を行っております。これらの野菜は各ホームへ送られ、ご利用者さまの食事として提供されております。

障がい者も仕事を選べるように

ＡＬＳＯＫ介護では以前より清掃業務員として障がい者雇用を促進しておりましたが、新しい雇用として、水耕栽培員の雇用を進めております。

職員の声

水耕栽培係　木村英明（指導員）

障がい者雇用を通して水耕栽培にて葉物野菜（現在はリーフレタス）の栽培作業を提供しています。水耕栽培とは土を使わず水と液体肥料（養液）そして光で植物を育てる方法です。水耕栽培は溶液栽培、ハイドロカルチャーとも言います。水耕栽培は植物の根の部分を肥料が入った水 (溶液）に浸し、必要な水、養分と酸素を根から吸収させます。室内の温度、湿度、二酸化炭素の濃度、光量そして液肥の量などに注意して野菜の育成に最適な状態にしています。また丁寧で衛生的に生育させることが大切になりますので真面目に丁寧なお仕事を日々行っています。

職員Ａさん

最適な温度や湿度管理・水藻の発生に注意した水替え・植え替えにも注意して仕事をしています。野菜といった食べ物の扱いなので指導を受けながら衛生面にも注意しながら作業をしています。

農業のひとつかもしれませんが土をいじるのではなく、光と水の流れを感じる空間で癒しを感じながら毎日楽しく仕事をしています。自分が育てた野菜がおおくの人に喜んでいただけると嬉しいです。

水耕栽培の品種

一般的に根から水分を吸収し、葉が光合成をして育つメカニズムの野菜は水耕栽培では育てやすいとされています。水耕栽培と相性の良い野菜として「リ－フレタス」「春菊」「水菜」「ほうれんそう」などの葉物野菜や「バジル」「クレソン」「イタリアンパセリ」のハ－ブ類等があげられます現在はリーフレタスの栽培を行っています。球形レタスに比べるとビタミン・ミネラルなどの栄養価が高い野菜です。ビタミンAは通常レタスの10倍、Cは4倍、鉄分6倍、カルシウム2倍の栄養価です。

今後の展望

水耕栽培事業の規模拡大を図り、障がい者雇用も促進していきます。現在も数々の障害者就労支援センターからの問合せも多く、水耕栽培への障がい者雇用は望めると感じています。
事業拡大に伴い生産した野菜は、自社介護施設ご入居者様への提供を考えております。
グループホームはもとより介護付有料老人ホーム、食事の協力企業への提供も視野に入れていきたいと考えています。また提供野菜についてもニーズに対応した品種拡大も考えていきます。