ショートステイみんなの家・川越新河岸
夜間に火災が起こったら…(消防訓練を行いました)
こんにちは。
ショートステイみんなの家・川越新河岸の渡邉です。
本日は夜間想定(火元は加湿器の空焚き)の消防訓練を実施しました。
施設で多い火災原因だそうで、もちろんそうならないように、随時水を補充し空焚きしないことが何よりの防災です。
どこの施設でも共通の課題ですが、夜間は職員数が少なく、その状況でもしも火災が発生したら、どうやって入眠中のご利用者様を避難誘導するべきか、本当に切実な問題でした。
ところが、目から鱗が落ちるようなアドバイスを消防隊の方から伺い、そのご報告をさせていただきます。
こちらは天井に設置されている排煙口です。
ショートステイみんなの家・川越新河岸には、この排煙口が天井に3箇所、窓側に2箇所、合計5箇所設置されています。
また、スプリンクラー噴霧器が天井各所に設置されています。
建物全体が最も厳しい防火基準を満たす造りになっており、火の手が回る前に消防隊が到着できる状況とのことです。
そのため、救助を待つ間にやるべきことは「煙を吸わないこと」「そのための対応をすること」が必要なのだそうです。
つまり、火元を確認し初期消火の対応後は、眠っているご利用者様を一人一人起こして避難誘導する以前に、「各居室のドアを煙が入らないように閉め、排煙口を開けて回ること」が必要な対応ということです。
そのため、今回の消防訓練では、職員みんなで排煙口の位置確認、操作確認、ドアを閉じることの一連の動きを体験しました。
単純な動作ですが「訓練でもやってみるとやはり慌てる」という意見がありました。
そう実感することも訓練の必要性かと思います。
こちらは管内一斉放送のシュミレーションです。
火災に気づいた利用者様が、もしも起きて居室から出てきてしまったら…煙を吸ってしまうかもしれません。
そこで部屋で待機して救助を待つように放送します。
その使い方を消防隊の方から説明を受けました。
それでも出てきてしまったら、煙を吸わないように口を布などで押さえながら火元から遠いベランダへと誘導するのみです。
火災通報は自動で行われ、職員が通報しなくても、いえ、職員の応答がなければ(一人では通報ができない前提で)消防車7~8台が駆けつけることになっているそうです。
その間、10分内程度。
火災発生から一人の職員が一連の対応を行っている間に、火の手が建物全体に回る前に救助が来る、そういうことです。
この話は、職員の大きな不安を安心に変えてくれました。
また、消火栓の使い方のレクチャーも受けました。
1階のデイサービスセンター遊・川越新河岸も同時に消防避難訓練を行いました。
お互いの訓練の後、合同で消火器の使用訓練を行いました。
おおよその職員は過去に体験済ではありますが、こういった訓練は繰り返しが大切です。
火災は起こらない、起こさないようにするのが最も重要です。
それでも、訓練はしっかり行い、いざという時に備えたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。