グループホームみんなの家・蕨2
職員研修―身体拘束等疑似体験
11月7日、認知症対応型グループホームみんなの家・蕨2では1、2階で研修が行われていました。
本日の研修は身体拘束等疑似体験です。
今まで何度かブログでもお伝えしてきましたが、高齢者施設などでは例えベッドから落ちる危険があってもベッド周り4か所すべてを柵で囲う事は禁止されています。
それは壁にベッドを寄せて手前2か所を柵で囲ったとしても所謂【4点柵】と呼ばれ身体拘束にあたります。
まずは実際に柵で囲われてどう感じるかの体験から始まりました。
こちらは意見が分かれ、落ちない安心感を感じる職員、柵の高さに圧迫感を感じない職員、やはり囲われる事に不快を感じる職員と様々でした。
次に体の右側にマヒがあるのに右側にセンサーコールを置かれた場合の操作を行いました。
職員はまだ体も柔らかく筋力で体を動かせますが、それでも見えないセンサーを探すのに一苦労でした。
車椅子の操作では入り口の出入りなどとても難しく、どうすればスムーズに動かせるか考えながら操作していました。
抑制の体験では車いすテーブルで動きを制限されている体験です。
失語症の体験では職員との意思疎通が図れるかの体験を行いましたが・・・。
これが意外に通じてしまい。
職員さんの伝え方もうまければ、受け取り側も察する力が半端でなく。
ジャスチャーゲームのようになってしまいましたが、始めはのどが渇いたなどのお題からだんだん意地の悪いお題出しになっていき・・・。
上下階共の感想として、伝わっちゃったね・・・と。
ただやはりそこに認知症であったり、単純な訴えではない気持ちの面が入ると伝えるのも聞き取るのも難しいという結果になりました。
その場合に何が必要かの話にもなり、今回の研修は終わりました。
久しぶりの研修だね~、とつい拘束されているのに笑顔になるフロアリーダーでした。