端午の節句の日の事です。
「富士さん見えないわねぇ」「あら・・・ほんと」とフロアでの会話。
その声に誘われて皆さんが振り向きます。
4月後半の雨の日以来、冬の乾燥した空気が変わったのでしょう。
あれほど毎日見えていた富士山、今は水蒸気の厚い壁の向こうに隠れています。
ところでこの辺りには昔からの農家があります。
ある晴れた日の朝、ご近所さんがつる物の細い竹を組んでいました。
「ミニトマトだよ、出来たら分けるよ」と声をかけて下さいました。
それ以来、皆さんの関心は富士山では無く目の前のトマトの赤い苗に(笑)
「トマトまだかしら」「あら、つるが伸びてきているよ」と窓ガラス越しに興味津々。
早く実がつくといいなぁ。