私はグループホームでのケアプラン作成は15年のブランクがありますが、前職の地域包括支援センターでは13年間、在宅のご高齢者のケアプラン作成に携わってきました。でも、ケアプランとアセスメントを作成する際、どうしても「出来ないところ」を支援する「問題解決型」に目が行ってしまいます。

事業所で年数回、講師をお招きし研修会を開いたり、講師の言葉をヒントに、ご高齢者様とご家族様の「本当に望む暮らし」を聞かせて頂くようになってからというもの、「その人の叶えたい生活」を支援することの重要性に気付きました。それが「その人らしさ」を引き出すための、自立支援を目的としたケアプランです。

基本はグループホームのご利用者様も考え方は一緒です。だってここが「わが家」なのですから。

今回のサービス担当者会議の焦点は、怪我をし、歩行がままならないため、車椅子を使用しているが、ご自身の意思で立ち上がり、歩かれようとされるため、転倒の危険性が非常に高いご利用者様に対しどのように支援してくかです。

結論は、安静第一ではなく、日常の中であえて活動的な時間を提供（歩行運動を促進）し、筋力の向上を図るだけでなく、適度な疲労感から夜間の安眠につなげていこうと、前向きな意見交換が出来て本当に嬉しかったです。

川越新宿では、今後もこのようなサービスの質の向上の目的とした話し合いの場をたくさん設け、皆様に「ここに来て、本当に良かった」と感じて頂けるようなホーム運営を目指していければと思います！！