介護付有料老人ホーム すこや家・川崎明津
人に感動を与える仕事・・・
人に感動を与える仕事・・・
こんにちは
すこや家・川崎明津、施設長の杉浦でございます。
皆さんは、誰かの仕事に感動させられたことはありますか?
杉浦にはあります。今でも鮮明に覚えています。この出来事に出会えたことは、杉浦の人生の中での大きな宝物と思っています。
今から3年ぐらい前、冬の寒い日でした。
深夜から、大雪です。
杉浦はいつもは車ですが、雪で車はダメ・・・10kmの道のりを、歩いて通勤したのを覚えています。当時はグループホームのホーム長をしていました。
施設に着きいつものように過ごしていました。
雪は徐々に小降りの雨に変わりつつあった午後2時頃・・・大雪のため、車も通りません。
外はシーンと静まり返っています。
「ピンポーン」
「どちらさまですか?」
「先日のご縁、ありがとうございました。勝手ではございましたが、ホームの周りを雪かきさせていただきました。」
「えっ?雪かき・・・」
「えっ、えっ~」想定外の出来事です。
そんな超寒い中、道路から施設の入り口への通り道、雪かきなんぞしてもいませんでした・・・へたに雪かきして腰を痛めてもなんて・・・
子供じみた言い訳(>_<)
玄関に立っていたのは、数日前、とある仕事を頼んだ業者の方でした。
たった一回、たまたま頼んだ業者の方が、雪の中、雨に変わり、雨か汗か・・・びしょ濡れになりながら、うちの施設の雪かきをしてくれたあとのご挨拶でした。
その仕事は、不定期で次はいつその仕事があるかも知れません。
そんなことしなくても、次もその業者に頼むつもりでした・・・
仮に営業の一環だとしても、余りある行為です。余りあり過ぎデス。
部下にこんな指示を出したらパワハラです。
超感動です。その業者の方に「負けた」と思いました。仕事で「負けた」なんて感じたのは初めてです。
仕事としての「負け」のみならず、人としての「負け」です。
本当に感動させられました。
杉浦は、ご本人に丁重にお礼を申し上げ、そして、すぐその会社の上司に電話し、心から感謝を述べました。あなたの会社には素晴らしい社員がいる、ということを伝えたかったのです。
言葉では言い尽くせない感動を・・・。
当り前のことでは、人に感動なんて与えられません。
働く上で、少しでも人に感動を与えられたら、自分の仕事にプライドを持てますよね。
彼から学びました。
その後、杉浦が働く上で難しい場面に遭遇したとき、いつも彼を思い出します。
彼に負けられないという思いが・・
冬のひとつの出来事です。
でも杉浦にとってとても大きな出来事でした・・・。
in our next number