おでんは日本料理のうち、煮物料理の一種である。鍋料理にも分類されます。

「おでん」は元々、田楽を意味する女房言葉で、田楽や味噌田楽は室町時代に出現した料理とのこと。種を串刺しにして焼いた「焼き田楽」のほかに、種を茹でた「煮込み田楽」があったそうです。

江戸時代に入ってからは「おでん」は「煮込み田楽」を指すようになり、「田楽」は「焼き田楽」を指すようになったと言われています。

平凡社大百科事典（第三巻：1943年）によれば菜飯に田楽を添えて提供する「菜飯田楽」は寛永の頃から流行をはじめ、まもなくこんにゃくの田楽が登場し、これがオデンの略称で呼ばれるようになったとしています。

鰹節と昆布でとった出汁に味を付け、さつまあげ・ぎんなん・はんぺん・焼きちくわ・ソーセージ・つみれ・蒟蒻・大根・芋・がんもどき・人参・タコ・信太巻・タケノコ・かまぼこ・ロールキャベツ・つくね・ちくわ・鶏肉・ジャガイモ・すじ・ゆで卵・イカ巻・エビ巻・厚揚げ・うどん・トマト・ごぼう巻・えとせとらえとせとら。数えきれない様々な種を入れて、長時間煮込んでいますね。おでん種、つけだれの種類は地域や家庭によって異なりますが皆様はいかがでしたでしょうか？