グループホームみんなの家・川崎久地
身体拘束等疑似体験研修を通じて考えた事
●○グループホームみんなの家・川崎久地「身体拘束等疑似体験研修を通じて考えた事」○●
こんにちは。グループホームみんなの家・川崎久地です。
私達は年間を通して高齢者虐待防止委員会・身体拘束廃止委員会もしくは身体拘束に関する適正化研修を行っています。
グループホームで働いている私達にとって、ケアスタッフ同士で
「考える・体験する・意見交換する」
事はとても大切な事。
今回は今月行った身体拘束疑似体験研修の一場面ではありますが、皆様にも共有できたらと思います。
※前提として私達は身体拘束をしない介護を行っています※
写真の体験内容は
○失語状態の利用者様として、利用者様に交じって車椅子でトイレや事業所内の移動を行う。
○抑制を体験する。
です。
体験終了後、グループホームみんなの家・川崎久地のケアスタッフの感じた事、思った事。
部分的ではありますが、紹介します。
○質問→車椅子の操作は、難しくなかったか?
・思った通りにすすまなかった。
・車椅子から立ち上がる動作が大変だった。
・自分で車椅子を操作してみて、大変難しく思った。車椅子を自走されている方の気持ちが体験を通してわかった。
○質問→(失語状態という前提条件下で)ケアスタッフの対応についてどう感じたか、又意思疎通は図れたか?
・言葉が発せない分、意思疎通が出来ているのか心配になった。
・ケアスタッフはすぐに対応してくれて、優しさを感じた。
・背中を向けられていると気付いてほしいという気持ちになる。気付いてくれて手伝ってくれた時は「助かった」という思いになった。
○質問→失語状態で最も不自由を感じたことはなにか?
・近くにいる人でも気付かない、気付いてもらえない事が多い。
・思いをなかなか伝えられない。
・気付いてもらえないというもどかしさ。
○質問→抑制された感想
・心身共に苦しい。
・よけい動きたいという思いになる。
・自由にならないもどかしさを感じる。
・圧迫感があり、身体をぐるぐる巻きにされているような印象。
じゃまものにされている感じ。
○質問→体験中の自身の感情の動き
・思いがうまく伝わらないと心の糸が切れ、「もうどうでもいいや」という気持ちになる。
・不安を感じた。
・自身が体験した事で、そうされる事がつらく、腹立たしい気持ちになった。
・ひくつになり、解放してほしいという気分になる。
…この体験を共有してくださった皆様は、何を感じられましたか…?
体験後、しばらく意見交換が続きました。
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