小規模多機能型居宅介護みんなの家・稲城長沼
【インタビュー】施設長&ケアマネ体験記
みなさん、こんにちは。
みんなの家・稲城長沼の王です。
これから施設長、ケアマネとしてキャリアアップをしていきたいけど不安を抱えている方、
後任として誰かを任命したいけどなかなかいい人がいない、いても承諾してもらえないという方も多いのではないでしょうか?
今回は僕が施設長、八代さんがケアマネになったきっかけなど体験談についてお伝えします。
2人の事例ではありますが、少しでも皆さんの参考になると嬉しいです。
初めて施設長、ケアマネになるまでの経緯を教えてください。
王:大学院を卒業してから介護現場、デイサービスの相談員、訪問介護の管理者や介護の人材紹介(営業職)を経験してきましたが、もっと近くで利用者様に関わりたいと思い、ALSOK介護の小多機施設 管理者として着任しました。
八代:福祉の専門学校を卒業してからALSOK介護のグループホームに就職しました。
今年のケアマネ試験に合格してから、在宅の仕事にもチャレンジしたいと思い、小多機施設に異動しました。
小多機の施設長とケアマネで大変だったことはありますか?
王:いっぱいあります(笑)が、パッと思い浮かぶことは2つです。
1つめは、
朝イチで、職員さんからお休みの電話がかかってくることですね。夢ではないか、と顔をつねりながら目を覚まします。すぐに人員配置をどうするかや、送迎の時間はどう調整しなきゃいけないか、など考えなきゃいけないんです。
2つめは、
やっぱり業者、家族の対応です。小多機のご利用者様は独居の方が半数で、同居のご家族がいてもお仕事で電話が繋がらないことが多いです。朝6時や深夜11時に電話で対応することも時々あります。子どもはまだ小さいので、妻に助けてもらっています。
八代:ケアマネとして働くことは初めてで、覚えることが「山ほど」ですね。
私より、仕事をしながら在宅介護をしているご家族様はもっと大変です。
ご利用者様・ご家族様は介護・医療の知識を持っている方が少ないので、
いかに分かりやすく理解していただくかが大切です。
同じ事業所の仲間だけでなく、他の事業所との垣根を越えて、
他のケアマネさんや関係各所との連携を図ることが、私にとって大変ですが、やりがいを感じる点です。
これから施設長、ケアマネになる方に一言です。
王:これから目指す人には、施設長になると違った景色が見られるので楽しんでほしいですね。
現場にいると1対1で利用者さんを見ることがメインですが、施設長は地域や社会に目を向けられます。
全く違う景色ですし、影響も大きいのでその環境を楽しんでほしいです。
「地域・社会に関わっていく」という視座をあげる一言を、候補の方にかけてあげてほしいです。
どうしても、施設長って大変なお仕事なので、こういった想いがないと任命を受けてくれないですし、なった後に本人が辛いですから。
八代:ケアマネジャーは本当にやりがいのある仕事です。
常に利用者様・ご家族様の立場に立って考え、多くの事業所と連携してみんなで支えていくことが大事です。
私はグループホームの介護職員を経験してからケアマネになりました。
介護職は、その方の生活の場、日常を一番知っている人。
その方を取り巻く家族、空気とかにおいとか環境を直接肌や眼で感じて分かっている人。
今介護職として働いている方、その視点を生かして、ケアマネジャーにぜひ挑戦してほしいです。