グループホームみんなの家・大宮三橋
グループホームみんなの家大宮三橋 普通救命講習実施しました!~心肺蘇生法&AEDの使い方編~
みんなの家大宮三橋
JR大宮駅西口よりバス5分&徒歩5分のところにある認知症対応型のグループホームです。
いつもグループホームみんなの家大宮三橋のブログをご覧いただき、有難うございます(人''▽`)☆彡
今回の勉強会は普通救命講習1
みんなの家大宮三橋では、ご利用者様の日々のケアに役立てるよう
定期的に様々な勉強会を開いて、職員のスキルアップを目指しています。
今回は勉強会は、普通救命講習1を行ないました。
普通救命講習を受けるには、消防署や赤十字などが主催している講習に参加するのが一般的ですが
みんなの家大宮三橋では、ホーム長が『応急手当普及員』という資格をもっており
ホーム長が講師となって、事業所内で普通救命講習を受ける事が出来ます。
消防署が発行する修了証も、ちゃんと貰えるんですよ~。
最初に、動画や資料を用いて、応急手当の重要性や心肺蘇生法の説明を受けます。
救急車が現場に到着するまでに、平均して約8分かかる為
救急隊が到着するまでに応急手当(一次救命処置)をする事で、その後の社会復帰の可能性を高める事が出来るそうです。
次に、模型を使って気道の仕組みの説明を受けました。
意識がない状態になると舌が落ち込み気道をふさいでしまう為、あごを上げ気道確保をする必要があります。
説明が一通り終わったら、訓練用の人形を使って、心肺蘇生法の実技を行ないます。
まずは、ホーム長がポイントを説明しながら、一連の流れを見せてくれました。
それでは、実技を行なってみましょう。
①傷病者を発見したら、周囲に危険がないか確認しながら近づき、意識の確認を行ないます。
この時のポイントは、肩を2~3回優しく叩きながら大きな声で呼びかけ、倒れている人の目の付近を観察する事。
②周囲に助けを呼び、119番通報やAEDの手配を依頼します。
この時は「誰かお願いします」ではなく、「あなた、119番通報お願いします」というように
しっかりと指名する事がポイントです。
③傷病者の頭側の高い位置から、胸とお腹の動きを見て呼吸の確認を行ないます。
呼吸の確認は10秒以上かけず、普段通りの呼吸の有無を確認します。
急な心停止直後などには「死戦期呼吸(あえぎ呼吸)」と言われる状態が見られる事もあります。
死戦期呼吸とは、激しく泣いた後の子どもに見られる、しゃくりあげるような不規則な呼吸の事を言います。
このような状態の時は普段通りの呼吸なしと判断します。
④呼吸なしと判断したら、胸骨圧迫(心臓マッサージ)を行ないます。
胸骨圧迫は手のひら全体で行なうのではなく、手のひらの付け根に力が加わるようにし、
両肘をまっすぐ伸ばし、自分の肩と肩の中心が圧迫部位の真上になるような姿勢をとる事。
胸骨圧迫の深さは約5㎝、1分間に100~120回のテンポで30回圧迫します。
「強く、速く、絶え間なく」がポイントです。
⑤人工呼吸は、気道模型で説明を受けたように、まず気道の確保をします。
次に気道確保をしたまま、自分の口で傷病者の口を覆って1秒かけて息を吹き込みます。
その時、息が漏れ出さないように額を押さえている方の手で鼻をつまみ、傷病者の胸が上がるのを確認しながら行ないます。
吹き込んだ直後は鼻をつまんでいる手を離し、傷病者の胸が自然に下がるのを確認した後、もう1回息を吹き込みます。
胸骨圧迫の中断時間が10秒以上にならないように、うまく人工呼吸が出来なくても息を吹き込むのは2回までにします。
人工呼吸は、口と口が直接接触するのがためらわれる場合は、胸骨圧迫のみの継続でもOKとされています。
人工呼吸用の携帯マスクなども売られているので、そういったものを持っていると良いかもしれませんね。
⑥AEDが到着したら、電源を入れ音声メッセージに従い操作していきます。
AEDは、メーカーによってケースを開けると自動で電源が入るものや、電源ボタンを押さないといけないもの
小児用・成人用のスイッチを切り替えるものなど様々ありますが、慌てずよく音声メッセージを聞くことが大事です。
AEDのポイントとしては電極パッドの貼る位置に注意すること、胸が濡れていたら乾いたタオルなどで拭くこと
電極パッドの貼る位置に貼付薬がある場合は貼付薬を剥がし残っている薬剤を拭き取ること
ペースメーカーなど医療機器が胸に植込まれている時は出っ張りを避けて電極パッドを張り付けること。
心電図の解析中に誰かが傷病者に触れてしまうと正確な心電図を調べられないため、
心電図の解析が始まったら、両手を大きく広げ「離れてください」と周囲に声をかけることも重要です。
もちろん、自分も傷病者に触れないよう離れます。
電気ショックが必要と判断された場合、ショックボタンに指を置き、再度周囲に傷病者から離れるよう声をかけ
傷病者に誰も触れていないことを確認したらショックボタンを押します。
電気ショック後は、すぐに胸骨圧迫からの流れを救急隊が到着するまで繰り返します。
講習に参加した職員からは、胸骨圧迫の時に肘が曲がってしまったり
疲れてくると自分の肩と肩の中心が傷病者の胸の真上に来ていない姿勢になってしまい、上手く力が入らなかったり
思っていたよりも難しいとの感想がありました。
一人で心肺蘇生を続けるのは大変なので、数分おきに交代で出来る人がいると良いですよね。
<所在地>
グループホームみんなの家大宮三橋
(認知症対応型共同生活介護)
〒330-0856
埼玉県さいたま市大宮区三橋2-795
TEL:048-631-0205
FAX:048-631-0206
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