グループホームかたくりの里 六郷
ルーティンとペースを大切に
こんにちは。グループホームかたくりの里六郷です☆
WBCの日本代表活躍の大興奮冷めやらぬ間に、
今はMLBの新ルールにアジャストしている大谷選手の話が出ています。
ピッチャーとバッター共に制限時間が設けられました。
解説者によると、選手のルーティンとペースが崩されて、
慣れるのがとても大変だとか。
そうなんです。ルーティンやペースは、高齢者や認知症をもつ方が、
自分らしく暮らしていくために、
関わる私たちが、意識しなければならない
大切なことなんです。
洗面台で手を洗って、ペーパーで水撥ねを拭き取る
櫛で溶かして、落ちた髪をペーパーで拭き取る。
洗面台の丁寧なふき取りは
ご自宅でもいつも奇麗にされていたのでしょう。
からだにしみ身に付いた習慣なんですね。
1日の過ごし方で、必ずやることが決まっている方もいます。
午前、もやしのひげとり
午後、洗濯ものたたみ
それぞれ、山のように積まれていないと
「もうないの?」と聞いてくださいます。
袋からもやしを出して、黒いまな板にのせ、
ペーパータオル2枚を右側に置きます。
ひげはペーパー、もやしはざるに、
床に落としたくずは必ず拾い、
終わった後には、くずをまとめる
洗濯物は、驚くほどきれいにたたんで、
(とても真似は出来ません\(◎o◎)/!)
揃えて積み上げて、籠の中にいれる。
もやしも洗濯たたみも1時間くらいかけて
黙々として下さいます。
「やらなくちゃならないことだから」
「いくらでも言って下さい」
終わるまでのルーティンが決まっているので、
途中で作業が止らないように、
終わる時間を考えてお願いします。
テレビでみんなの体操が始まるとともに
自ら体操される方は、自宅で習慣だったそうです。
布団の端やエプロンのしわをのばしていらっしゃるのも
やり馴れたこだわりの仕草です。
何気ない日常の1シーンですが、
グループホームかたくりの里六郷は
その方のルーティンとペースを
尊重しています。