グループホームみんなの家・与野本町
身体拘束適正化のための研修~身体拘束等疑似体験~
みなさま、こんにちは!
さいたま市中央区にあります認知症対応型グループホームみんなの家・与野本町です(^^♪
今回は、11月に行った身体拘束等の疑似体験の研修風景をお伝えしたいと思います。
想定1)あなたに半身麻痺があり、ベッド臥床の際に4点柵をされた状態で、麻痺側にコールボタンが置かれていたらどうやって介護スタッフを呼びますか??また、どんな気持ちになりますか??
想定2)失語症の設定で、トイレに行きたいことを伝えてください。
うまく思いが伝えられましたか?伝わらない時にどう感じ、職員の対応に対してどんな思いがしましたか?
想定3)車椅子に座っている状態で、テーブルやベルト等での抑制をされたら、手にミトン手袋をされたら、、
テーブルやベルトで抑制されたら、どんな気持ちになりますか?
長時間そのままの状態で座っていたとしたら、指が自由に動かないとしたらどうですか??
この疑似体験を通して、ご利用者様側の想いや気持ちを理解し、職員側の意向や思いをくみ取る対応力の大事さを改めて感じる研修となりました。身体拘束を行うことは、ご利用者様の尊厳を損なうことであり、日常的に行われたとしたら、、ご利用者様にとっても職員にとっても士気を下げることに繋がります。
事故を起こさない為に安全第一のケアが必要となりますが、安全を優先するがゆえに身体拘束に繋がってしまうのは、以ての外。「安全」をはき違えないこと、その方の立場・気持ちになって寄り添い、尊厳を傷つけない「安全・安心」のケアの意識を持つことが大切であると考えます。
研修を通して、みんなの考えや意見がたくさん出ました。日頃から職員同士で話し合い、情報共有していくことで士気を高めて身体拘束のない安全・安心できるケアに繋げていきたいと思います。